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外部から見るブラック研究室|ふたばなし【4コマ】
大学関係

外部から見るブラック研究室

ブラック研究室の見分け方

研究室配属された新4年生の皆様、これからのラボライフ頑張ってください
これから研究室配属が行われるであろう皆様、研究室選びは慎重に。

今回は、いわゆる「ブラック研究室」と呼ばれる研究室に配属されないための回避術を提供しようと思います。

たかが1年のラボライフ。別にブラックでも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません
それでもその1年でドロップアウトし卒業せず姿を消していく人もいるので油断していると明日は我が身です

 

ブラック研究室の様子や特徴について

遊●王はマジだが、彼らも根は真面目だったので、やるときはちゃんとやって卒業&進学していきました。ブラック度合いはすべて私が見聞きした体験に基づいてのお話です。コアタイムとか気にならない人にとっては全然平気な話で、そこの同期も普通に卒業していったので、軽いブラック度合いは人によって感じ方が異なりそうですね。

もちろん中には過酷な環境で成長できる学生もいますが、大学最後の集大成の場は自身にとって快適な環境で確実に卒業したいとは思いませんか?そのためにも望まないブラック研究室は回避するようにしましょう。

そのためにもしっかりと準備と対策を練って研究室を選びましょう。

外部進学するなら尚更なことで、追加で2年間も過ごすわけですし、外に飛び立ったからそこで脱落するのもかなり惜しい話。そこで外部進学向けのブラック研修室の見分け方も合わせてまとめておきます。

といっても基本的に見る観点は内部も外部もそこまで変わらないです。

まずは前準備として、ホワイト研究室に入りやすくする方法を考えていきましょう。

【内部】学部1、2年で研究室を意識している場合

学部1、2年生ですでに研究室を意識している方がいらっしゃったら
同じ学部の先輩か何かに研究室の配属方法をしれーっと聞いてみましょう
学校・学部によって研究室の配属・選抜方法は異なるので、まずはルールを知るところから始めましょう

ほら、ゲームもルールを知らないと勝てないですし

といっても大体が学校の成績に左右されるといっても過言ではないでしょう

加えて面談であったり、志望理由を提出したりとさまざまではありますが、学校の成績(GPA)が入ることが多いです。イスの奪い合いになったら基本的には成績上位者に権利があると思ってください。

学部1、2年は遊びたい年頃だとは思いますが、すでにそういう意識があるのであればスタートから好成績を納めていきましょう。

ちなみに私がいた学部では、MAX6名で2名成績上位者、2名志望理由書、2名くじ引き?みたいな話を聞きました。くじ引きは完全に運頼みというやつですね。
ちなみに最初の選抜で漏れると残った研究室の枠から話し合いで決めることになるので、そこからブラック研究室を避ける術を発揮する必要が出てきました。

【内部】研究室を選ぶポイント

ブラック研究室を避ける前にまずは研究室を選ぶポイントについて考えてみましょう。

 

そもそも何のために大学に入り、その中でもなぜ学部に入ったのか…
それって好きなものがあって、その学部に入るのが自然の流れ。

やっぱり好きな分野、興味のある分野の研究をしている研究室を志望する。これが最も自然な流れだと思います。
少なからず、希望して入った学部、希望して入った学科のはずなのでその中で自身が興味のある分野の研究室を志望すべきですね。

 


そのためにもまずは希望する研究室一覧をピックアップしましょう

流れとしてはこんな感じかと思います。

  1. 興味のある、気になる研究室を複数ピックアップ
  2. その研究室の情報を先輩、同期からの徹底的リサーチ。
    (ラボ訪問期間があれば活用する)
  3. 調べている途中で良さそうな研究室があれば追加で候補にいれる
  4. 2に戻る。

その中でもホワイト研究室にありがちな傾向としては以下の要素だと個人的には思っています。

ホワイト研究室の特徴と傾向

・人柄がいい教授

・人気の研究室(倍率が高い)

・学生の多い研究室

 

日常でも同じことがいえそうな内容じゃない

 

人柄がいい教授

人柄がいい教授は、「真面目な学生」には優しいです。「不真面目な学生」も面倒みてくれる教授もいますが、ネチネチ詰めてくる先生もいるかもしれないので、きちんと真面目に研究室に顔だして、進捗発表して、それでもダメダメなときに「人柄のいい教授」のパワーが発揮されます。内心どう思っているかはわかりませんが、がんばっている姿を見せていれば基本優しく助け舟をあれこれと提示してくれます。
真面目に出席していたら進捗会はギスギスしません、穏やかです。

ちなみに、逆のタイプは詰めてきます。真面目に出席していても成果物ができていないと進捗発表が地獄だとかいう研究室もあります。

人柄の良さについては、やはり普段の教授の性格で見極めたいもの。

内部生は教授の授業を見たり、教授とのつながりからわかる人間関係からどんな人なのかを判定しましょう。

逆に外部生は専攻公開などでしか教授と会えないので、専攻公開で一度面談をして雰囲気を察する必要があります。

あとは他の研究室紹介の際に「XX研究室も興味があるけど、どんな雰囲気とかどんな先生なのかわかります?」みたいな感じで聞くと外からの客観的評価も得られます。客観的な評価は内部ではなく外の意見から仕入れましょう。

人気の研究室(倍率が高い)

 

人気の研究室というのは、何かしら理由があるから人気なのです。
特に教授自体はさほど有名人ではないのになぜか学生が集まる…
これは「楽に卒業できると噂が立っている」「研究室の環境がよい(人間関係とか)」などが理由にあげられます。

こういう特徴こそが「ホワイト研究室」の特徴とも言えます。

ただ、メディアに顔を出していて人気のある教授のパターンも人気の研究室入りしますが、こちらはあの教授の元で研究したいなどやる気に満ち溢れた学生が集まるため人気であったりします。
そして教授は基本的に多忙だったりするので、自分自身もしくはラボの先輩から指導を受けながら研究をすすめることが多くなるので、教授から教わりたいという理由だと「思ってたのと違う…」ってことになるかもしれません。

正直教わるマインドでいるとどこも失敗しがちになると思うよ

 

学生の多い研究室

これは割と大事なポイントかと

学生が多い⇛教授のサポートが行き届かない、ではありません。そもそも教授1に対して持てる学生数は決まっているので理論上は指導できる範疇です。

今回は以下の観点でチェックします。

・B4が多い

・修士博士が多いかつ修士はM1、M2それぞれ2,3人以上は存在する

B4→M1に上がる人が多いということは、ここで研究しようと思える人が多い証拠。つまり継続しやすいことがわかります。

B4の数は一種の人気バロメーターで、B4の数が多いということは人気の研究室…の可能性がある。

人気じゃないと必然とB4の数は減ります。

それとM1が一人もいないとかぽっかりそこの学年が空いているかつ修士博士が少ない場合は、B4で卒業して出ていく(就職)パターンが多いことがわかります。

あと修士博士が多いと相談しやすいってのもありますし、同期の数も一人より複数人仲間がいたほうが気が楽です。

 

次にブラック研究室の特徴についてまとめてみましょう

ブラック研究室の特徴6選!

・学生の数が少ない
・教授が人格破綻者
・外部に向けたホームページがない(内部からしか見れない)
・教授や学生の発表論文が少ない
・メールを送っても返信がこない
・先輩や周りから悪い噂が流れている

学生の数が少ない

先述したホワイト研究室に対して学生数が少ないところは要確認です。

そもそも教授の方針でそうしているのか、辞める人が多い、入る人が少なくて今に至っているのか…事情を把握した上で入るかどうか決めるべきだと思います。

学部2、3年生であれば、(HPに更新されているのであれば)今現在のラボ生を覚えておいて、1年後B4からM1に進学する人の割合を見てみるといいと思います。外部生の数もわかるでしょう。

進学する割合が多いということは、そこで研究を続ける意志がある学生が多く、活気に満ちている研究室の可能性が高いです。逆に進学する割合が少ないと、そこの研究室で過ごすのがきついのか…?と疑う材料にしてもいいと思います。

ただし、これは年度によってばらつきもありますし、学部や分野によってそもそもの大学院進学率は異なるのであくまで自分が所属する(であろう)学部の平均的な進学率をもとに判断しましょう。

また研究室によっては(個人情報の観点から)学生の情報を公開しない研究室もあるので、研究室訪問の際に進学率を聞いておくのも忘れずに。

教授が人格破綻者

教授の力は偉大です。卒業から中退に追いやられることもあります(大げさかもしれんけど)

基本的に教授の下で研究室に所属するわけですから教授と仲良くなれるほど卒業までのストレスが軽減されます。なんなら相談も乗りやすいです。

快適ラボライフを送るためにも、教授と自分のマッチは必要不可欠。ここは実際にアポイントとって直接話してみるのが大事です。遠方の場合はまずはメールからはじめましょう。

ちなみに助教授や助手がいるような大きな研究室の場合はそこの人格もチェックしたほうがいいです

人間関係の構築こそラボライフを継続させるための第一歩ですよ!

外部に向けたホームページがない(内部からしか見れない)

基本的に研究室の成果物とか連絡先は研究室のホームページに公開されています。
しかし、研究室によっては大学の教授紹介だけのページしかなかったりとその研究室の成果物が外部から調べられない研究室があったりします。

ものによっては連絡先とかがわからなかったりとするので、そういう研究室は外部からの受け入れをあまり歓迎していないのでは?と察するのが一番です。
また、内部生の場合はその先生の素性を理解した上で志望することをおすすめします。

教授や学生の発表論文が少ない

教授の論文は教授の紹介ページやホームページに載っています。そこに載っている論文数より発表時に注目し、最新の論文が古ければ、

また学生の発表論文も調べておいたほうがよくて、学生の発表論文が少ないということは自分も論文発表の機会が少ないということ。

あまり論文の数とかでブラックかどうか比較できるものではありませんが、自身が研究をして発表したいのであれば、環境が整っている研究室を選ぶのが最適です。

 

メールを送っても返信がこない

メールが送ったのに帰ってこない!ブラックだ!…じゃなくてまずは自分のメールを疑いましょう。

yahooのフリーアドレスではなく、学校支給のアドレス(ac.jpのやつ)で送りましょう。

教授の元にはたくさんのメールが届いているので、フィルタリングをつけている教授もいます。そして学生が送ったメールが誤って迷惑メールとして振り分けられている可能性がありますので、迷惑メールに振り分けられないよう学校支給の比較的信頼の高いメールから送ると気づいてもらえるかもしれません。

他には、教授が多忙で返信できてないケースがります。

たまたまその時期ハイパー忙しかったのか通年忙しいかにもよりますが、教授が忙しいと十分な指導を得られず、先輩や助教任せになることも多いです。いわゆる放置系研究室ってやつ。

放置系はモチベナッシングな人には継続して研究室にいれば卒業(修了)しちゃうので問題ないですが、やる気ある勢にとっては消化不良になっちゃうかもなので教授の忙し度合いも頭の片隅程度に捉えておくといいでしょう

そもそも、教授から指導もらうというより困ったら相談し道筋立てていくのが研究室での過ごし方として正しいから教授の忙しさで決めるのもどうかとは思います。

ただ、返信が来なかったら、外から学生受け入れる気があまりないとか構えない可能性があるのは覚えておきましょう。

先輩や周りから悪い噂が流れている

一番信憑性がなさそうで信憑性のある情報がこれ。
大体、先輩や同期から流れてくる情報が複数あるなら避けるべきです。

火のないところに煙は立たぬ という名言があるように、悪い噂は警戒しながらも自分の情報として研究室を選ぶ材料にしましょう。

ホワイト研究室の話はあまり出回りませんが、ブラック研究室はなんだかんだネタになるので出回りがちです。今回のマイナス情報は重要度少し高めで見ておきましょう。

逆に、4年生の先輩がイキイキしていたり、楽だっていう情報も回ってきますが、
その先輩がたまたま分野にマッチして成果を出しているから楽しいっていうケースもありますので、自分の興味や教授の性格、もろもろ総合して判断しましょう。

あと少し気になる内容云々

不夜城チェック

1〜3月の発表間近の研究室はしょうがないですが、夏場とかで電気が明々と付いている研究室は、そういう人がいる…ということ
研究棟は学生であれば入れるのでぶらっと廊下を歩いてお目当ての研究室の様子を見るのもありだと思います。

といっても、一部の夜行性学生が研究室に籠もっているケースもあるので一概にとはいえないので、徹夜はやだなぁ…って思ったら電気消えるとこがいいと思いますし、自分がそうしなければいいだけの話です。

ただ、日頃から夜10時以降に明々とついていたらちょっと警戒しちゃいますね(笑)

まとめるほどでもないまとめ

 

研究室は興味のある分野を!その中でも自分が研究しやすい環境に身が置ける研究室を選びましょう。

同じ研究室でも、ある人にとっては天国のような研究室、一方別の人にとっては進捗を詰められて辛い…など居づらい研究室と思えることもあります。それを見極めるためにも、きちんと現地に足を運び、教授や学生と話をするのが一番です。

あとは研究室を選べる立場になれるよう、GPAを高く維持しておきましょうね。

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Mr.碧(AOI)
サークル「とっとーと」で同人活動をしていますMr.碧の個人サイトです! かわいいイラストを中心に役に立ちそうなコンテンツを拡大していきます!

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